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私事(わたくしごと)覚醒ー予兆

覚醒の予兆(はじまり)

「明け方」だった。

今は暗く、重く荒れ狂う空も、

確かに突き抜けて青く、

静かに…それは静かに問いかけてきたのだ。

 

目は開いていて、風が通るのが見えた…

空の鼓動も聞こえる…

心地よくて、しばらく身を任せていた。

 

そう、僕の中で、時がゆっくりと流れるように

なってから、こんな事がたまに起きている。

失ったものの代わりに得たものだとしたら

これは「希望」への予感?…

それとも、単に病んだ心が悲鳴をあげてる?

 

しばらくすると、空の鼓動に、生命のさえずりが混じって

そして朝の匂いがした。

僕は、上体をなんとか起こして外を眺めた。

雲が早く流れる、風の音が巻いている…それでも遠くは薄っすらと焼け…美しい

ふっッと思った。 今日が『はじまり…』

かく‐せい【覚醒】 の解説

1 目を覚ますこと。目が覚めること。「昏睡状態から覚醒する」

2 迷いからさめ、過ちに気づくこと。「魔境から今漸く―した人のような眼を放って」〈漱石・明暗〉

よ‐ちょう〔‐テウ〕【予兆】の意味

前触れ。前兆。きざし。特に、未来の事象を示すものとしての、天体・天候・動物・植物などの

自然現象に現れる変化。

準備しなければ…

あと17日だ… 準備しなければ…

 

いつのまにか眠っていた。

8時を過ぎている 慌てて起きるが

特にする事も無い…

いゃ今日は金曜日だから、ちゃんと予定がある。

 

AM:08:18 起床

「明け方」のことは覚えていた。

はっきりと…だから今書けている。

 

頭を整理しながら、なんの『事』なのかを

考えている…

たっぷり時間はあるはずなのだが、なぜか気持ちが焦る。とにかく『準備』が必要なようだ… いったい何の準備を…

 

やりかけの仕事…いや仕事は無い、有り余った時間を座椅子に寄りかかり過ごすうちに、調べものをするのが暇つぶしになった。

とにかく今は「神道と信仰」について調べていて、それをかたずけなければ…

『いや、いいか~』 特に〆切がある訳でもないし、完成させねばならない訳でも無い。少し考えて…未完成のままでブログにアップした。

 

それからまた、しばらく「明け方」の出来事を思い出し想像していた。

 

時計を見ると、PM:02:06 外はどんより空だが大風は治まったようで、雨もあがって真昼の匂いがする。「あの問いかけ…」は 聞こえて来ない。

もうそろそろ準備をしなければ いや、これは普通に出かける準備の事で「例の準備」 では無いが、やはりあまり時間は無い感じだ…

「あの時」以来、僕にとっては、ちょっと出かけることもおおごとで、

Tシャツを着るのにも苦労をするのだから。

「あの時」を思い出していた。

H30.09.16 僕が「一度無に帰った日」。

「混沌」として奥域は感じるが高さは無い、空気が重くて押さえつけられる感じがした。

耳には、電子音と呼吸音が規則正しく時を刻んだ。

恐怖は無かったが、「微睡み(まどろみ)」の中にいた。それから何日間か身動きは制御され頭部は固定された。

点滴のせいだろうか意識は混濁して、まぶたの裏が

「チカチカ」光っている感じ、目はあまり見えなかった気がする。

こん‐とん【混×沌/×渾×沌】の意味

[名]天地がまだ開けず不分明である状態。

[ト・タル][文][形動タリ]

すべてが入りまじって区別がつかないさま。

「―たる政治情勢」「次期会長の人選は―としてきた」

 

ま‐どろ・む【微=睡む】の意味

1 少しの間うとうとする。「しばし―・む」

2 眠る。寝入る。

バス停までの道のりをーズリズリーと確かめながら進む、

なぜだかいつも鼻が痒くなる。

一度立ち止まって、杖を身に立てかけてから、鼻をかきむしる。

こんな事を繰り返すものだから、いつまでたってもバス停は見えて

こない、道の先を目で追ってみる。緩やかに登ったむこうは

駅へとつながるバス通りだ。

目を閉じると、木漏れ日がまぶたの裏でチカチカ光る

風が吹き抜けるのだけど、爽やかというよりは汗ばんだ感じ…

気を取り直してーズリズリー進む、どうにか予定には間に合いそうだ。

こうして僕は、毎週金曜日にいそいそと出かけ、あの人を迎えに行く。

R01.08.31 土曜日 8月も今日で終わり、

あの人は、姉さんと会うとかで朝からお出かけ…僕は座椅子に寄りかかり、

「明け方」の出来事について考えていた。

 

つまり間もなく僕の中で「覚醒」が起きるあれは、その「予兆」…で、

その「準備」を問いかけられた。

 

 

このSFのようにも受け取れる不思議な体験も「一向に出口の見えない日常」に対しての 心の焦り、怒り の表れというなら、納得…

静止画のような表情の下には 今も、生き方への激しい『渇望』がある。

心と身体のアンバランスは、こんな風に忍び寄り、心を蝕んでいくのかも…

最初の医者に、強く言われたと母が言っていた。「心を支える事…」

それは、延々と続く人生の苦悩を暗示する 他人と僕とのつながりの形、

僕は、そうやって、「支えられて…」どうにか、「生かされている…」という事。

 

かつ‐ぼう〔‐バウ〕【渇望】 の解説

名](スル)のどが渇いたとき水を欲するように、心から望むこと。切望。熱望。「優秀な人材を渇望する」

R01.09.03 countdown.13

週末、あの人には伝えなかった。また要らぬ心配をかけるのも気が引ける。それに、ただでさえ「子供帰り」を指摘されている日常だ。全てをさらけ出してはいるものの、「馬鹿になった」と思われたくは無い。

 

とは言え、頭の中は「覚醒の予兆」に支配されていた。

 

信じた訳では無い というよりも、自分なりの「仮説」に行きつき、その意味に大いに納得した。

目を背けていた『憂鬱』を一ページづつ丁寧に読み返し、現実を「再認識」する。

懺悔=覚醒=悟り という事だろうか…

 

この日から、カトリックの『告解』のような『瞑想』が始まった。

ゆう‐うつ〔イウ‐|イフ‐〕【憂鬱/幽鬱/×悒鬱】の意味

[名・形動]

1 気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。

「―な顔」「責任が重くて―になる」「―な雨空が続く」

2 草木が暗くなるほどに茂ること。また、そのさま。

「この樹だけは―な暗緑の葉色をあらためなかった」

〈有島・カインの末裔〉[派生]ゆううつさ[名]

 

こっ‐かい〔コク‐〕【告解】の意味

《confession》

1 「告白2」に同じ。

2 「ゆるしの秘跡 (ひせき) 」の旧称。

キリスト教用語。罪のゆるしの秘跡の全体を指すこともあるが,より厳密にはこの秘跡の第1の段階,すなわち神のゆるしを受けるために,権限を授けられた司祭にたいしてみずからの罪を言いあらわす行為を意味する。初代教会では公的な告解も行われたが,後に司祭にたいして個人的になされる秘密告解が一般的慣行となった。第4ラテラノ公会議(1215)以来,年1回の告解がすべての信徒にとって最小限の責務とされており,また告解の秘密は不可侵であることが教会法によって規定されている。

 

めい‐そう〔‐サウ〕【×瞑想/冥想】の意味

[名](スル)目を閉じて深く静かに思いをめぐらすこと。

「―にふける」「座禅を組んで―する」

 

R01.09.03 22:22~ countdown.13 Pege.One

目を背けてきた憂鬱の最初は…「カネ」だろう。

 

ベタすぎる二文字だが、向き合わねばならない。

 

 

まずはここまで

 

連続小説にしようと思います。

しばらくはつづけます。

それでは次回をおたのしみに!