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『団塊世代』『団塊ジュニア』の憂鬱

団塊世代』とは?・・・

1947年(昭和22年₎~1949年(昭和24年)生まれ 第一次ベビーブーム世代

267万人・268万人・269万人この3年間で806万人の出生数に登る

(ちなみに平成30年出生数92万人)

(最近3年間で284万人)

令和元年で70歳~72歳にあたる。

 

親は明治末期から大正・昭和初期の世代で大戦経験者である。

当時は大学進学率は低く(15%程度)、地方農村や旧産炭地の若者は中学・高校を卒業し集団就職で都会へ、金の卵と呼ばれ日本経済の底を支えた。

大学へ進学したインテリ達は民主主義への嫌悪と毛沢東思想への心酔から「学生運動」と呼ばれた「安保闘争やベトナム戦争反対運動など」反体制運動に身を投じた。1969年(昭和44年)東大紛争が敗北に終わり70年安保闘争も不調に終わると急速に勢いを失い、多くは政治活動から距離をとり「ファッション」と呼ばれる新しい概念の文化を謳歌した。

70年代には結婚と出産を迎える。恋愛結婚核家族化が急速に進んだ為、著しい住宅不足となり大都市近郊に多くのニュータウン・団地が造られた。また大手企業による社宅も盛んに造られた。

 

大きな人口構成で日本の経済大国化をになった団塊世代は生産者としても消費者としても突出しており、良くも悪くもその強大なパワーで日本を世界2位の経済大国へ押し上げた。そうした経済発展の中で生み出された年功序列と終身雇用という暗黙のルールが当時は効率的に機能し一時的な社会の安定をもたらした。

しかし、1986年(昭和61年)から1991年(平成3年)バブル時代をピークに40代で社会の中核となっていた彼らは、バブル崩壊とソ連崩壊に遭遇する。

1960年(昭和35年)から1990年(平成2年)まで30年間続いた経済成長期は終わり、衰退期に入る。2007年(平成19年)から60代の定年退職期を迎え、労働力不足、社会保険の急増など、尚社会問題の中心であり続けている。

団塊ジュニア』とは?・・・

1971年(昭和46年)~1974年(昭和49年)生まれ

第二次ベビーブーム世代

出生数が200万人を超えた4年間

令和元年で45歳~48歳にあたる。

正に団塊の世代の子供達であり、経済成長の担い手の親を持ち、社会の発展の中で過度の競争や弊害にさらされた世代でもある。『校内暴力』が社会問題となり管理教育の締め付けが強まり『いじめや不登校』などが聞かれるようになったのもこの頃からである。『受験戦争』と呼ばれた教育ブームも競争時代を経験した親達によって過度に強いられた。

成人及び卒業・就職の前後の1991年には経済崩壊による就職氷河期の時代に入る。フリーターや派遣労働者といったプレカリアート(非正規雇用労働者)が急増した。その後も1997年アジア通貨危機、及び当時の経済失策による 1999年(平成11年) 超就職氷河期は難関大学を卒業しても就職先に苦労するような不況と失業の時代を経験する。

リストラ倒産など経済の低迷による不安感から パラサイトシングルを続ける未婚者も多く2010年(平成22年)35歳~39歳の女性の未婚率は22.4%で過去最高を記録している。

こうして期待されていた第三次ベビーブームは来なかったのだ。消費の牽引役としても思ったような効果は上げられず、消費に消極的な姿勢はデフレスパイラル負の原動力となった。

こうして経済の循環作用は立ち切れ縮小の構図は決定的なものとなったのである。

 

 

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