· 

長編手記「おわりはじまり」第一回

5か月前、それまでの自分が、突然 終わった。

いや、命は取り留め、頭は生きてる。だからその時感じた。

・・・「おわりのはじまり」

 

その日はたしか日曜日。

池袋の店舗兼事務所に寝泊まりするようになって1年になろうかという9月のうだるような暑い日だった。

スタッフは来ていたのだが、店舗業務を休み午後まで横になっていた。

おそらく、もう切れていて起き上がる事が出来なかったのだろうが、

痛みは無く、意識もあった。だから少し具合が悪いだけだと思っていた。

しばらくして尿意を感じて無理やり身体を起こそうとしたが、

次の瞬間 頭を床に打ち付けて、グニャリ前のめりに倒れこんだ自分がいた。

手も足もすでにコントロールが効かないが股間の生暖かさは感じた気がした。

その時、自分の身体におきた異変が何となくだが理解出来た。

「これは脳がやられた・・・死ぬのかな?」

それから救急隊員の質問攻めにあっている時には意識が混濁していて、途方もない時間がたった気がした。「身体が動かない」・・・「身体が動かない」・・・

ずぅ~とそう答えていた気がする。飯田橋のメディカルセンターに担ぎこまれて

MRIの不快な機械音がしばらく頭に響いて、体中に管やら線がつけられてからはダースベイダーの呼吸音が耳鳴りのように聞えた。それは寝たきり状態の身体に圧を加えて血行を即する計器の音だと後になってわかった。

長い1日がようやく終わる。そしてICU生活のはじまりだ。

 

リアルな病気や病院での生活の事など少し書いてみようかと思う。

 

何となく始めるので続けるかどうかは決めていない。突然終わったら悪しからずだ。

 

読んで面白ければ、是非ともコメントや

サポーター登録をお願いします。

皆さんの反応が続けるエネルギーです。

それでは次回をお楽しみに!