· 

空き家問題って・・・

みなさんのご近所では、「空き家」が目立ったりしていませんか?私は杖で歩くようになってから、ゆっくり歩くからか色々なものが目に入るようになり「空き家」が気になるようになりました。今回はこの問題について話題にしてみます。

「空き家」が激増しています。2013年の総務省調査によると全国の空き家数は820万戸、実に7戸に1戸が空き家だそうです。これが2033年頃には2150万戸に増えて3戸に1戸が空き家になるというデータもある深刻な社会問題です。

「空き家」発生の主な原因は、ご想像の通り、高齢者の死亡や施設入りなどであり、団塊の世代の高齢化が急増の引き金になっています。行政も2015年5月に空家等対策特別措置法が施行されるなど対策に乗り出してはいるのだが、問題の根っこはかなり深いです

目標は明確で「有効活用」でしょう。かつて敗戦米軍統治後に返還された軍用地は、公団団地の敷地として譲渡され経済成長期の住宅事情を支える「有効活用」がなされました。現在に置き換えれば、高齢化社会に合わせた施設などにすればよいのでしょうが、そう単純には行かない日本の特有の問題もあるそうです。

所有権と公共性の問題

そもそも土地とは誰のものか?極論、例えば英国民ならば「女王陛下のもの」である。西欧諸国では最終的には「国家」のものとして規定しているのが一般的であるが日本ではあやふやである。建設においても同じような事が言える日本は「届出制」で大半の国家は「許可制」である。都市計画にそぐわないものは行政が拒否出来るのである。日本には不動産は公共の財であるという概念が無い(育っていない)のである。また不動産の細分化と権利の分散も問題を複雑にしている。わかりやすく言えば、大きなお屋敷が相続のたびに細切れになることで権利者も増えて統制が難しくなる。今後更に懸念されるのが日本では外国人の不動産所有にも制限を設けていない。「空き家・空き地」を買いあさられたら、更に複雑で大変な事である。

「空き家」問題の僕なりの本質が見えてきた。

これは戦後経済復興を成し遂げた象徴としての「国民の財産である役目を終えた家」をどのように扱うのかという「国と国民との新たな契約」ではないか?

もう次の話題に行きたくなったので「空き家」についてはここまでで。

 

戻る